Toastmasters International District 76 Japan

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春期大会2010

コンテスト参加を通じて / スピーチに向き合って感じた事

2010年日本語コンテスト優勝 廣田 みどり
輝TMC
今回は1月半ばのクラブコンテストから5月まで、「夕日に託した人生の生き方」というスピーチのメッセージを通 じ、また家族の介護という経験を通じて、このスピーチとトコトン向き合いました。優勝できて本当に嬉しく思っています。
 
理由は、言うも恥ずかし、このスピーチが好きで、絶対に勝ちたかったためです。
 
今回の経験で、特に「勝つために必要だっ た要素」について、以下にまとめましたが、なにより肝心なポイントは、上記だと思いますので、特筆いたします。
TM Hirota

1.メッセージを練る
今回のスピーチは、クラブ、エリア、ディビジョン、ディストリクトの各レベルで毎回内容を大幅に変更するという、はじめての経験をしました。理由は「夕日」のイメージが定まらず、またスピーチの核である母に対する自分の気持ちが定まらなかった点があります。スピーチは生き物だと思います。
 
しかしスピーチは対象についてトコトン考え抜く素晴らしい機会を提供してくれます。メッセージが絞られていく度に、不要な要素については話す気がなくなり、その都度、自分の核心に近づくような気がしました。
 
「何故、健康の衰えた母に夕日の迫力を感じたのか」 推敲の結果たどりついた結論は、自分の信念です。「メッセージを練り上げて信念を語る」ことが、勝つための基本だと思います。
 
2.フィードバック、マインドマップ、ビデオ
今回は、各段階でビデオを見る機会に恵まれ、このビデオをマインドマップで分析しました。このマインドマップは、受ける印象やメッセージだけを記録する速記用のもので、スピーチの展開パターンやメッセージの傾向が分かります。特に、フィードバックで具体的な指摘があったときに、その分析に役立ちます。
 
勝つために絶対に必要だったフィードバックの例をご紹介します。
 
「お母さんが本当に好きなんですか。愛情が感じられません。(コンテスト後のFB)」
「晴れ晴れとした顔で人の病気の話をするのは不愉快だ!(コンテスト後のFB)」
 
一度限りの例会でのスピーチであれば、このようなフィードバックは非常につらいものです。しかしコンテストで次のレベルで勝つためには、この厳しいコメントにこそ改善のヒントがあります。上は、分析してみれば「自明のことでも、他人には分からないので、表現すべきだ」「愛情は具体的に示すべきだ」という貴重な指摘でした。
 
ここを改善することで、大会のスピーチではたくさんの人から「お母さんが大好きなんですね。よく分かりました」と言って頂くことができました。
 
「フィードバックを多角的に入手し、マインドマップ、ビデオのような手段でその価値を高める」 これからはこのようなスキルや機会の確保が、勝ちすすむための重要なポイントとなるでしょう。
 
その意味で、今回、様々な形でフィードバックを提供してくださった皆様、支援体制を整えてくださったクラブには本当に感謝しています。
 
多くの人の祝福に守られて、人形浄瑠璃と御接待というテーマで彩られた徳島の素晴らしい大会で、勝利することができました。
 
皆様、ありがとうございました。

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